害虫を寄せ付けないオフィスレイアウトのポイント

古いオフィスビルならまだしも、新しいオフィスビルに害虫や害獣などいないと思っていませんか?しかし実際にはビルの古い、新しいに関わらず害虫はほぼ確実に生息していると思って間違いありません。そこで今回はオフィスビルに生息しているネズミ、ゴキブリ、ハエといった害虫の出没場所、駆除しないことの弊害、そして増やさないためのオフィスレイアウトについてご紹介します。

オフィスに良く出る害虫の種類と出没場所

ビルにはビル管理法という法律があり、その中に床面積が3,000平方メートル以上の商業施設やオフィスビルは、半年に1度、害虫の生息調査をすることを義務づけるという決まりがあります。しかしそこまで大きくないビルでは、生息調査の義務がないため、自分たちでしっかりと管理をしないと害虫は増える一方です。
では害虫はオフィスのどんなところに生息しているのでしょう?

食べ物がある場所

ビルの中には思いほか、食べ物があります。商業施設や飲食店が入ったビルはもちろん、オフィスビルでも社内食堂や給湯室のほかにも、社員が持ち込んだお弁当やお菓子などがデスクの上、引き出しの中にあることは珍しくありません。食べ物は害虫にとっても生きていくうえで重要な餌になるため、食べ物がある場所、そして生ごみを捨てるゴミ箱近辺には害虫がいる可能性が高くなります。

暗くてジメジメした場所

ゴキブリは冷蔵庫の裏や棚の隙間など自分が入れるほんのちょっとしたスペースを好みます。オフィスの中でもそうした場所にゴキブリは生息します。またハエなどは観葉植物を植えた土の中に卵を産み付けることもあります。植木鉢の下の水受けも水を放置したままにしていると、虫が集まりやすくなります。

年間を通して暖かい場所

オフィス内は年間を通してエアコンによって一定の温度に保たれています。この環境は人間だけではなく、害虫にとっても住みやすい環境です。エアコンの室外機近辺はもちろん、パソコンを床置きにしている場合、その近辺にもいる可能性は高いといえます。

害虫を放置しているとどうなってしまうのか?

害虫、特にネズミやゴキブリは警戒心が強く、普段は人目の触れない場所に潜んで生息しています。そのため害虫駆除もどうしても後手に回ってしまいます。しかし見えないからといって放置しているとさまざまな弊害をもたらすことになります。

食中毒や伝染病の危険

ネズミやゴキブリは人にとって害のある病原菌を保有していることが多く、駆除をせずに放置しているとその菌が人の体内に入り、食中毒や伝染病の引き金になる危険があります。

オフィス機器の故障や火事の危険

ネズミがコピー機や電話線、パソコンのケーブルなどをかんでしまい、故障してしまったというケースは少なくありません。場合によっては重要な顧客情報などが消滅してしまうことがあります。またケーブルをかむことでショートし、最悪の場合、火事になる危険もあります。

オフィスレイアウトを変えるだけでできる害虫対策

害虫を寄せ付けないためにもっとも必要なことは、食べ物をオフィスの中に置きっぱなしにしないこと、定期的な掃除を徹底することなどが挙げられますが、オフィスレイアウトを変えることも効果があります。

ネズミやゴキブリは自分たちがちょうど入れる隙間が好きなため、冷蔵庫や棚、キャビネットは壁から2~5cm程度、通常よりも広めに空けるようにします。これにより害虫にとって居心地のよい場所を減らすことができます。またケーブルをかまれてしまう危険を減らすには、ケーブル用のカバーをかけたり、フリーアクセスフロアにして配線を完全に床下に隠すという方法がおすすめです。

害虫対策をしっかり行い清潔なオフィスを

害虫が多いオフィスは、それだけ不潔であるということです。不潔なオフィスで働くのは、健康面はもちろん、精神面においても仕事に対するモチベーションダウンの要因です。見えないからといって放置するのではなく、しっかりと対策を行い、清潔で快適なオフィスを維持しましょう。今、害虫や害獣にお困りなら、これを機にオフィスレイアウトの変更を検討してみてください。