オフィス移転業者の賢い選び方

オフィス移転を専門とする業者は膨大な数にのぼり、その中から最適な一社を選ぶのは至難の業。しかも移転先決定からオフィス引越しまで最低でも6カ月はかかるため、できるだけ前倒しで準備を進めなくてはなりません。では、オフィス移転業者を選ぶポイントとは?

サービス範囲・得意分野を見極める

現状の事務所から移転先へ、会社の資材をただ移動運搬するだけがオフィス移転・引越しではありません。もちろんケースによってはそうしたシンプルなサービスで十分事足りる場合もありますが、たいていは移転に伴ってさまざまな準備や作業が必要になります。依頼する側としては、できるだけ窓口を一本化し、すべてを一括依頼したいところ。とはいえ、オフィス移転業者にも得手不得手やサービス範囲があります。

自社の移転では、どのような準備や作業が発生するかを十分検討したうえで業者を選びましょう。例えば、新しいオフィスのレイアウトや内装まで頼めるか、自社サーバーや社内LANなどの構築はできるか、旧オフィスにある廃棄物を買い取りしてもらえるか、また、移転後は旧オフィスの原状回復を請け負えるかといった点もよく確認しておきたいところです。

ホームページで事例をチェック

自社のニーズと業者のサービスがマッチしているかどうかを確認するには、その業者の実績をチェックすることが早道。業者のホームページに掲載されている過去の事例から、自社のケースに当てはまりそうなものを探してみるのもよいでしょう。その業者が信頼できるかどうかを知るにも、こうした事例の良し悪しが判断材料のひとつになります。例えば、規模の大小や顧客の業種・職種に関わらず、適切な仕事や提案をいかに多くこなしてきたかに着目するようにします。業者の力量や機動力、キャパシティーなどをそこから伺い知ることができるはずです。

複数見積で相場感を知る

オフィス移転業者を選ぶ場合、必ず複数の会社から見積もりを取るようにしましょう。なぜなら、おおよその相場感がそれで把握できるからです。日頃接することのないサービスだけに、見積内容には見慣れないものも多くあるはず。不明な点や気づいたことがあれば、遠慮なくその担当者に質問してみましょう。金額の根拠となる事柄などについて、即座に回答できる業者であれば信頼がおけますが、そうでない場合は候補から外すのが得策といえます。

提案力・対応力を評価

業者選びの決め手ともいえるのが、対応のきめ細かさです。正確な見積もりを取るために、顧客ニーズを引き出すために、どれだけ丁寧なヒアリングを行っているか、移転前のオフィスや移転先をしっかり調査しているかどうかといった点などは、とくにチェックしておきたいところ。

さらに、誠意ある業者であれば、ヒアリングや調査で気づいた問題点や改善点などについて積極的に指摘、提案してくれます。もちろん、移転先であるオフィスの物件スペックやフロアデザイン、レイアウトなどに対する要望などについて、顧客の希望を踏まえたうえで、より多くの選択肢を提示してくれるでしょう。