天井の高さとオフィスの快適性は比例する?

オフィス移転やオフィスレイアウトの変更を考える時、見逃しがちなポイントの一つに天井の高さがあります。実は天井の高さは、オフィスで働くスタッフに大きな影響をもたらすことをご存じでしょうか。そこで今回は、オフィスの天井について考えるポイントをチェックして行きましょう。

オフィス天井の高さが働く人に与える影響

オフィスに何をどのように置くか、といった問題に追われてなかなか天井の高さにまで意識はなかなか向きにくいですが、天井が低く圧迫感の高い環境ではストレスが高まり、集中できなくなるという心理学者による研究結果があります。特にデザインなどのクリエイティブな仕事に強く影響を与えるようです。小さなストレスが仕事の効率化に影響を与えるので、できる限りオフィスの天井の高さにも注意を払いたいところです。

天井の高さは最低でも2.6m

圧迫感のないオフィス天井の高さは2.6m以上と言われています。外資系の企業などで身長の高い人が多くいる場合は2.6mでも圧迫した印象を感じることがあります。また、フロアの面積が広いほど天井の低さによる圧迫感が出やすくなります。1,000㎡以上あるオフィスでは3m程度の高さがあれば快適に作業ができるでしょう。

OAフロア(フリーアクセスフロア)を設置する際の注意点

二重床にして配線を埋めてしまうOAフロア(フリーアクセスフロア)が増えています。足元がすっきりしてデスクやOA機器を自由に配置できるようになり、レイアウトの自由度も高まり、床面のデコボコもなくなるので近年では採用するオフィスが増えています。新たにOAフロアを設置する際に注意しなければならない点として、床面の底上げに伴う天井高が低くなることが挙げられます。OAフロアは最低でも4cm、配線が多い場合は最高で50cm床が底上げされますので、その分天井高が低くなることにも考慮が必要です。この場合、圧迫感を覚えるだけでなく、既存のキャビネットなどの高さについてもあらかじめ確認しておかないと、OAフロア設置後の入らなくなってしまった、という話もよく聞きますので十分注意しましょう。

天井が明るければ高く見える

天井を高くするためには大掛かりな工事や移転といった大掛かりな作業が伴います。なかなかそこまでのコストをかけられない場合でも、天井の色を変えるだけで高く見せることができます。通常、天井の色が黒いと20cm低く、白いと10cm高く見えると言われており、天井の色が明るいと圧迫感が下がり、天井が高く感じられます。天井のパネルの色を変更するだけであれば、比較的低コストでアレンジができるのでおすすめです。また、床の色も明るくするとより開放感が増します。

天井を変更するチャンスを逃さない

天井の高さという課題はオフィスレイアウトやオフィス移転を考えるにあたってどうしても優先度が下がりがちですが、見てきたようにスタッフのストレスなどに少なからぬ影響を与えます。新しいオフィスの内見の際に天井高を必ずチェックしたり、オフィスをリフォームしたりする際に天井パネルを変更する余裕がないか検討するようにしてみると良いでしょう。