オフィス環境の向上に観葉植物がもたらすメリット

近年、仕事上の悩みやストレスを感じる人の割合が高い状態で推移し、メンタルヘルスの不調を未然に防止することが課題となっています。そんな状況の中、企業によるストレス軽減の取り組みとして注目されているのが観葉植物の活用です。見栄えが良いだけでなく、オフィスワーカーにとって様々なメリットがあることがわかってきました。

観葉植物は様々な業態のオフィスや商業施設に導入できる

観葉植物は業態や業種を選ばず、ほとんどのオフィスや商業施設に置くことができます。

 

商業施設 集客効果に加え、あわただしい雰囲気を落ち着かせる働きもあります。
オフィス(応接スペース) 大切なお客様をお迎えする心配りの一つです。
オフィス(執務スペース) 背の高い観葉植物を置けば仕切りになり、人の動線を作ることができます。
飲食店 店内のイメージアップ効果が期待できます。
クリニック ヒーリングやリラックス効果が期待できます。

オフィスに観葉植物を置くことで期待できる4つの効果

オフィス(一般的な執務スペース)に観葉植物を置くことによって、主に次の4つの科学的効果(グリーンアメニティー)が期待されます。

目の疲れを回復する効果

観葉植物がもたらす効果としておそらくもっともよく知られているのが、眼精疲労を回復する効果です。緑をオフィス内に置かない場合との差が大きいことが様々な実験で実証されています。自然界にあるものを目にすると、緊張が和らぐとも言われています。また鉢に水をやることでオフィス空間の湿度を保ち、ドライアイ対策にも有効です。

心理的騒音を減らす効果

観葉植物をオフィスに置くと、目に緑が入ることによって脳のアルファ波が増幅されるため、リラックスすることができます。また、耳に入ってくる会話や音が実際よりもうるさくなく聞こえるという効果もあるそうです。

温熱環境調整効果

観葉植物の葉からは水分が蒸散しています。この水分が夏は気化することによって室温の上昇を抑制し、反対に冬は熱を放出して室温の低下を防ぐ働きをしてくれます。またオフィスの湿度を調節して快適なものに近づける効果も期待できます。

空気をきれいにする効果

観葉植物にはシックハウス症候群の原因になるホルムアルデヒドやトルエン、キシレンといった化学物質を吸収する働きはあることも複数の実験で明らかになっています。

この他にも、風水を考えた観葉植物を置くことで運気アップを目指すこともできます。

オフィス用観葉植物には何をセレクトすればよいか

オフィスに観葉植物を置く場合、太陽光があまり当たらなくても育つことや、こまめに水をやらなくてもよく、落ち葉が少ないといった手間がかからない点を重視して、セレクトするとよいでしょう。例えば「サンスベリア」は枯れにくくて育てやすい植物として知られています。外見も熱帯産らしいエキゾチックな印象で人気です。

また「モンステラ」も人気です。大きな葉に切れ込みが特徴的で、比較的寒さにも日陰も強く、管理がしやすいからです。自社のこだわりで選んでもよいですが、迷うようならオフィス用観葉植物の専門店がありますので、アドバイスしてもらえます。レンタルすれば、初期導入費用が抑えられるだけでなく、管理の手間も省けます。

アコンの直撃を避ける。多く置きすぎるのも禁物

観葉植物は空調機の風が直撃しない場所に置くのがオススメです。観葉植物の多くは熱帯地方原産のため、高温多湿を好みます。蒸し暑い日本の夏はピッタリですが、寒さにはあまり強くないので、冬場は寒くなりすぎないようにして管理する必要があります。

また観葉植物をオフィス内に置きすぎると、オフィスワーカーが「室内の印象が悪くなる」と感じることも調査によってわかっています(※1)。

※1: 『オフィスで働く人に植物の配置量が及ぼす心理的効果』 (東京都農林総合研究センター)

技術革新によって、人工観葉植物も本物に匹敵

一昔前までは「粗悪な代用品」というイメージだった人工観葉植物ですが、近年は本物と区別がつかないほど精巧なものがたくさんあります。しかも、光触媒などの技術を駆使することで、消臭や抗菌・抗ウイルス、防カビ、シックハウス対策などの機能を備えたものも普及しました。水やりや落ち葉の掃除といった管理の手間がかからないので、オフィス向けに人気が高まっています。