どうしたらいいの?オフィスの不用品の処分

オフィスの不用品の処分は頭の痛い問題です。自治体ごとに処分方法が違い、リサイクル法や条例等も関係してくるので、つい後回しになりがち。そうするうちに不用品置き場ができたり執務スペースが侵食されたりして、作業効率やオフィスの快適さが損なわれかねません。

そこで思いきって不用品を処分しましょう。日頃からやっておけば、オフィスのレイアウト変更や引越しが楽になります。

様々なものが不用品になり、しかも大きいものが多い

パソコン、机 、店舗什器 、椅子 、キャビネット、パーティション、観葉植物 、ラック、ロッカー、電子レンジ、冷蔵庫――。様々な物が不用品となりえますが、その多くは大きくて場所を取る物です。

不用品を処分する際、どのようなことが課題になるのか

三菱UFJ リサーチ&コンサルティング株式会社が経済産業省から委託されて行った調査の結果によると、不要なオフィス家具を捨てる際の課題として最も多く挙げられたのは「廃棄物処理費用が高価である」ということでした。以下、「中古家具として売りたいが、情報がないかもしくは手間がかかる」「回収後に適正な処理をしてくれるかが不安」という回答が続きました(※) 。 また捨てるか残すか決められないことも課題です。

※『平成18年度環境問題対策調査等 (3R システム化可能性調査事業 オフィス家具の3R システム化可能性調査) 報告書』 p10

捨てる技術の成功は「仕分け」がキモ

不用品を処分するために、まずオフィスにある物を仕分けしましょう。具体的には「必要な物」「不要な物」「判断しかねる物」の3つに分けます。そして判断しかねる物も原則として不要な物に含めます。「将来使うかも」と残しておいて実際に使うことは極めてまれだからです。どうしても決断できない場合には、一定期間残しておき、その期間中に使わなければ即廃棄するとよいでしよう。

次に不要な物と判断しかねる物を「まだ使える物」と「もう使えない物」に分けます。これはリユースの可能性を考慮してのことです。

環境省は事業者向けに『リユースのための手引き』を策定

環境省は2016年、使用済み製品 (オフィス家具 ・OA 機器等)のリユースに参考となる情報をまとめた「オフィス等から発生する使用済製品リユースのための手引き(以下「リユースのための手引き)」を策定しました。リユースを活用すれば、個別に廃棄したりまとめて回収業者に引き取ってもらったりする以外にも選択肢が増えます。

※「オフィス等から発生する使用済製品リユースのための手引き」について詳しくはこちらへ

リユースは思ったよりも簡単でメリットも多い

まとまった数の使用済み製品が発生する場合には、リユース製品としての売却を検討しましょう。1つでは値がつかなくてもある程度数が集まれば値がつく場合があり、また「廃棄処分等にかかる費用を削減できる」「不法投棄等の心配をしなくてよい」といったメリットもあり、何より環境にやさしいからです。

なおリユース業者を探す場合には、下記の各業界団体のWebサイトが参考になります。業者がリスト化されていますので、近所の業者を簡単に探したり複数の業者から見積もりをとったりすることができます。

業界団体名 団体の概要 URL
日本リユース機構 全国の中小規模のリユース・リサイクルショップで形成される業界団体 http://www.jro.or.jp/marchant.html
日本リユース業協会 大手リユース業者で構成される業界団体 http://www.re-use.jp/menber/
ジャパン・リサイクル・アソシエーション 全国の中小規模のリユース業者で構成される業界団体 http://www.jrca-reuse.com/group.html

※「オフィス等から発生する使用済製品リユースのための手引き」p18

賢い不用品回収業者、リユース業者の選び方

不用品回収業者やリユース業者を選ぶ際には、主に次のことに留意しましょう。

補償がしっかりしているところを選ぶ

不用品の搬出は力仕事になる場合があり、通路やエレベーター等を傷付けるリスクがあります。そこで業者のWebサイトや約款等を見て、事故の際の補償が用意されているかどうか確認しましょう。

情報保護に配慮しているところを選ぶ

個人情報の保護や機密保持に十分配慮している業者を選びましょう。特にパソコンのように膨大なデータが記録された機器を処分する際には要注意。データを消去しても復活させて悪用することもできるからです。

不用品の処分は一度にまとめて行うよりも定期的に行う方が効果的です。いつもオフィスを快適に保ち、業務の生産性を高いレベルに維持することを心がけましょう。