企業の顔としてエントランスをデザインする

オフィスに訪問される方が最初に目にするエントランス。エントランスの印象がそのままその企業に対する印象になるといっても過言ではありません。企業のイメージ、世界観を伝えるとともに、お客様を気持ちよく迎え入れるエントランスデザインは、企業の印象を左右する重要なポイントのひとつです。

企業の顔としての役割を担うエントランス

人間同士であっても第一印象が重要なように、人対企業であっても第一印象はとても重要です。私たちは大切な人に会う際には身だしなみをきちんと整えますよね。エントランスも大前提として、いつ誰が来ても失礼のないよう、常に清潔にしておく必要があります。

どういった方が訪問されても快適に迎え入れるためには、段差をなくす、それが難しければスロープを作るといったことも大切です。また受付が不在であっても迷うことのないように、案内板を設置するなどの配慮も必要でしょう。

エントランスは企業の顔であるという認識を持ち、いかに気持ちよくスムーズにお客様を迎え入れることができるかを最優先でデザインをします。

ブランディング要素をもったエントランス

エントランスは、企業の世界観、雰囲気を演出するためにも重要な場所となります。エントランスを使い自社をアピールすることで、取引先の方はもちろん、企業訪問や採用面接に来た求職者に対しても企業の理念、想いを印象付けることができます。

とくに少子高齢化の進む現在の日本において、優秀な人材を獲得するためにはしっかりとしたブランディングを行い、競合他社との差別化を図ることはもはや必須となっています。コーポレートカラーを中心とした配色で強いイメージを与え、そのうえでロゴやメッセージで企業の世界観を伝えます。また業種にもよりますが、キャラクターを上手く使うこともブランディングを行ううえでは重要な要素のひとつとなります。

ショールーム・ギャラリー的な雰囲気のあるエントランス

自社の主力商品や作品、受賞トロフィーなどを展示するショールームやギャラリーの雰囲気をもつエントランスも、企業のイメージを伝えるのに適したエントランスといえます。高価な商品を扱っている企業であれば高級感のある雰囲気に、おもちゃやお菓子を扱っている企業であればやわらかい雰囲気を演出するとよいでしょう。

単純に現在の主力商品を並べるほかにも、時代とともに移り変わってきたパッケージデザインを時系列で展示したり、商品開発ストーリーを表示したりなど、歴史やストーリーを伝えることで訪問された方に感情移入してもらい、より強い印象を持ってもらうことも可能になります。

イメージの増幅・期待感を高めるエントランス

これまで紹介したエントランスのデザインは、お客様にその企業を強く印象づけるためのデザインでしたが、逆に、既にあるイメージを覆し、新たなイメージを作り期待感を高めるといったエントランスデザインもあります。

例えば、歴史ある伝統工芸品を扱っている企業が、そのイメージにとらわれず明るくポップなエントランスにする。また、固いイメージの企業が大胆なカラーリングを施したエントランスにするなど、既に多くの方が持っているイメージをいい意味で裏切り、アグレッシブ感や先進性、親しみをもってもらいやすくするといった効果を演出するにも、エントランスは大いに役立ちます。