オフィスレイアウトの変更で知っておきたい5つのポイント

快適で使いやすいオフィスレイアウトにするには、ゾーニング計画や動線計画、レイアウトの基準となる寸法などを、設計段階でしっかり設定する必要があります。このようなオフィスレイアウトを考えるうえでのプランニングポイントを紹介します。

ゾーニングをチェック

ゾーニングとはこの場合、オフィスがうまく機能するように、スペースの棲み分けをするということ。例えば、来客を迎えるためのスペースをワーキングスペースと切り離すのは、情報漏えいなどを防ぐ意味合いもあります。また、同じフロア内でも休憩所やリフレッシュスペースはなるべく離して、仕事への影響を最小限にしなければなりません。さらに、企業や部門ごとに考え方が異なるとは思いますが、役職者のデスクと部下のワーキングスペースをどのように配置するかといったことも、仕事や組織のあり方と照らし合わせて適切に調整したいところです。

ゾーニングのチェックポイント!

  • ◆来客とワーキングスペースはしっかりと分離されているか?
  • ◆打ち合わせスペースへの来客誘導はスムーズか?
  • ◆分煙を確立するようなレイアウトになっているか?
  • ◆役職者のデスクと部下の仕事スペースの位置関係は適切か?
  • ◆作業への集中とスタッフ間のコミュニケーションは両立されているか?
  • ◆給湯室や喫茶コーナーは仕事に干渉しないエリアにあるか?

動線計画をチェック

ゾーニングと合わせて検討したいのがオフィスの動線。これがうまくプランニングされていないと、使い勝手や仕事効率の悪い空間になったり、スタッフ同士のコミュニケーションが円滑に行われなかったり、緊急時の避難に支障が出たりするので注意しましょう。各空間の利用頻度や移動のフローなどを見極めたうえで動線計画を実施しましょう。

動線計画のチェックポイント!

  • ◆頻繁に移動する経路はシンプルか? 複雑になっていないか?
  • ◆一方通行や袋小路などがないか?
  • ◆避難経路は明確になっているか?
  • ◆使い方、使う頻度などにより主動線と副動線が棲み分けられているか?
  • ◆無駄な動線、目的が不明瞭な動線は存在していないか?

基準寸法をチェック

仕事の快適性やオフィスの使い勝手に直接関わってくるのが、オフィスの基準寸法。人がすれ違う際の通路幅やデスク間の距離などがその一例ですが、これらが適切に設定されていないと、何かと窮屈な思いを強いられたり、オフィス内での移動が億劫になったりします。

基準寸法のチェックポイント!

  • ◆通路幅は十分確保されているか?
  • ◆デスク背後に人が通行する幅は十分確保されているか?
  • ◆椅子を引いても壁や障害物にあたらない余裕があるか?
  • ◆デスクとデスクの間のスペースは十分か? 通行に支障はないか?

インフラをチェック

オフィスレイアウトでいうインフラとは、主に通信や電源の取り回しを指します。例えば、過去にLANや電話機の増設が行われた関係でケーブル類が迷路のようになっていたり、通行の妨げになっていたりしていたとすると、何かのきっかけで大きなトラブルになりかねません。解決するには思い切って無線LAN化するのも良いでしょう。企業や部門の規模によってはVLANなどの導入も有効です。

インフラのチェックポイント!

  • ◆LANケーブルや電話線が迷路のようになっていないか?
  • ◆ケーブルや配線類が通行の障害になっていないか?
  • ◆物理的にこれ以上ケーブルを増設できなくなっていないか?

セキュリティをチェック

機密情報や個人情報の漏えいは、今や企業にとって重大なアキレス腱ともなりかねない問題です。オフィスをプランニングするうえで、やはりセキュリティをしっかり考慮しておくべきです。鍵のかかる書庫や引き出しの導入は基本ですが、カード認証による入退出管理や書庫管理もすでに多くの企業で常識化されてきています。

セキュリティのチェックポイント!

  • ◆入退出管理や書庫利用はICカードによる認証が行われているか?
  • ◆重要書類は鍵付きの収納(引き出し・書庫)で管理しているか?